レースゲームと相性抜群なおすすめウルトラワイドモニター4選!

通常のモニターより横幅が広い「ウルトラワイドモニター」では、今まで見切れていた横方向が見える事でよりゲームを有利に進めたり、トリプルモニターと比べて手軽に、そしてスマートに導入出来ると言うメリットがあります。

しかし、最近は多くのメーカーが様々な種類のウルトラワイドモニターを販売しているため、どれを選んだら良いのかイマイチ分かりにくいと思います。

そこで今回は、主にレースゲーム用としてウルトラワイドモニターの導入を検討されている方に押さえておくと役立つポイントや、自分の環境に合った選び方をレースゲームしかやらない私が独自の目線で紹介していきたいと思います!

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レースゲームで押さえておくべきモニター選びのポイント

縦方向よりも横方向への広がりを重要とするレースゲームでは、ウルトラワイドモニターは非常に相性が良いモニターだと言えます。

しかし全てのウルトラワイドモニターがおすすめと言う訳ではなく、特にレースゲームの場合は他ジャンルのゲームとは選ぶポイントが若干違うと感じた部分もあります。

そこでまずはそのポイントや選ぶ際の注意点を私なりにまとめてみました。

モニターサイズは妥協せずに34インチ以上を選ぼう

ウルトラワイドモニターを選ぶ際にまず注意して欲しいのがモニターのサイズ(インチ数)です。

現在販売されているウルトラワイドモニターは29インチと34インチが主流ですが、2台を店頭で比較した印象としてはレースゲーム用に購入を検討しているのであれば29インチでは小さすぎると思いました。

イメージがつきやすいように画面比率16:9の通常のワイドモニターと、画面比率21:9のウルトラワイドモニターのサイズを調べてみました。

サイズ表記 画面横幅(cm) 画面縦幅(cm) 画面比率
23型(インチ) 50.83 28.63 16:9
27型(インチ) 59.66 33.60 16:9
31型(インチ) 68.50 38.58 16:9
43型(インチ) 95.02 53.52 16:9
29型(インチ) 67.30 28.40 21:9
34型(インチ) 79.90 33.50 21:9

こうして見ると29インチのウルトラワイドモニターの縦幅は23インチのワイドモニターの縦幅と、34インチのウルトラワイドモニターは27インチのワイドモニタの縦幅とほぼ一緒だという事が分かると思います。

以前金銭的な妥協から27インチを諦め23インチのゲーミングモニターを購入した経験がある私からすると、レースゲームでの利用を考えているのであれば34インチ以上のウルトラワイドモニターを強くおすすめします!

適切な視聴距離にもよりますが、基本的にはモニターサイズは大きければ大きい程、運転しているという没入感は高くなると思って良いでしょう。

PCの性能に合わせて解像度を選択する

横幅が広くなるウルトラワイドモニターでは解像度も通常のフルHDモニターより大きくなり、解像度が上がるという事はその分PCへの負荷も増える事になる。

2560×1080のウルトラワイドモニターと1920×1080のフルHDを比較すると単純計算1.33倍の負荷がかかり、さらにもう一つ上の規格3440×1440の解像度の場合は2.38倍とかなり多くの負荷がかかる。

この事から比較的要求スペックが高いレースゲームの場合、現状PCスペックに余裕がある方でなければ、3440×1440解像度のウルトラワイドモニターは性能をフルには発揮しきれない可能性があり、しかも値段も高くなるので私はレースゲーム用としては2560×1080解像度でも十分だと思います。

但し画面サイズが34インチほど大きくなると、小さな文字などは少し見にくくなるので、ゲーム以外の利用も考えている場合は3440×1440のウルトラワイドモニターを選択するのも良いでしょう。

リフレッシュレートと応答速度を確認する

引用元:Assetto Corsa Competizione/スクリーンショット

レースゲーム用にウルトラワイドモニターを購入するなら、リフレッシュレートと応答速度は必ずチェックしましょう。

リフレッシュレートは画面が1秒間に書き換わる回数を「Hz」という単位で表し、数値が大きいほど滑らかな映像となります。一方、応答速度は画面が切り替わるまでの時間を「ms」という単位で表しており、数値が小さいほど実際に操作してから映像が切り替わるまでのタイムラグが少なくなる。

どちらもシビアな操作が要求されるレースゲームやFPSには重要なスペックなので、最低でもはリフレッシュレート100Hz以上応答速度は5ms以下のモニターを選ぶとレースゲームでは快適なプレイが出来るでしょう。

但し、スペックが上がれば当然価格も高額になますし、高リフレッシュレートを活かすには高いPCスペックも必要となるので、予算とお使いのPCスペックを考慮しながら選ぶ事も重要です。

NVIDIA G-SYNCとAMD FreeSyncを理解しよう

PC用のゲーミングモニターを選んでいると「G-SYNC」や「FreeSync」という文字を目にすると思います。

これらはゲーム側のフレームレートとモニターのリフレッシュレートが食い違う事で発生するティアリング(映像のズレ)や、グラフィックボードの性能がモニターのリフレッシュレートに追いつかない場合におこるスタッタリング(カクつき)を抑える効果があり、NVIDIAのグラフィックボードなら「G-SYNC」、AMDのグラフィックボードなら「FreeSync」という規格が該当します。

レースゲームに限らず映像のズレやカクつきはゲームの妨げになりますし、瞬間的な操作が必要な場面で発生してしまうとストレスなので、出来れば上手く利用したい機能です。

ちなみに性能的には「G-SYNC」の方が低フレーム時の追従性が高く、リフレッシュレートが変動した時に画質の変化も抑えたりと「FreeSync」より高性能だが、モニター側に専用基盤が必要となるため価格は高価になりやすい。

しかし最近ではNVIDIAのグラフィックボードでもFreeSyncでG-SYNCと一定の互換性がある「G-SYNC Compatible」というモデルも発売されており、価格を優先しつつも性能も出来る限り妥協したくないという方には「G-SYNC Compatible」対応のモニターがおすすめですね♪

おすすめゲーミングウルトラワイドモニター5選

レースゲームでウルトラワイドモニターを使うメリットや、押さえておくべきポイント少しはお役に立てたでしょうか?

当然ですがスペックが高くなるにつれ、美しい映像で快適な環境にはなりますが価格はその分上がってしまい、コストパフォーマンスを考えると高スペックだけがモニター選びのおすすめとは言えません。

ではここからはスペックとコストパフォーマンスを考慮し、レースゲームに最適なウルトラワイドモニターをご紹介しますので、それぞれメリットデメリットを比較し購入の参考にしてみて下さいね♪

LG ウルトラワイドゲーミングモニター 34GN73A-B 34インチ

まずご紹介するのはLG製21:9曲面型ウルトラワイドモニター34インチ「34GN73A-B」です。こちらは私自身も実際に購入した「34UC79G-B」の後継機モデルとなります。

スペックは解像度2560×1080、リフレッシュレート144Hz対応、応答速度5msとレースゲーム用としては十分なスペックで、さらに背面にUSB3.0を搭載しておりレースゲームでハンコンや周辺機器を使う場合、PC側のUSBポートが何かと占領されてしまうので個人的には嬉しいポイントでした。

また「G-SYNC Compatible」と「AMD FreeSync」どちらにも対応しているのでカクツキの無い鮮明な映像や、「HDR10」にも対応しているので発色が鮮やかなIPSパネルも相まってよりリアルな映像が楽しめるのも「34GN73A-B」の特徴です。

さらに価格についても6万円程で購入出来るので、他のウルトラワイドモニターと比較してもかなり安く、安定した性能でコスパ重視で考えるなら「34GN73A-B」が一番おすすめですね♪

LG ウルトラワイドゲーミングモニター 34WP60C-B 34インチ

次にご紹介するのはこちらもLG製のウルトラワイドモニター「34WP60C-B」34インチです。

主なスペックは解像度3840×1440、リフレッシュレート160Hz対応、応答速度5msとなっており、先程の「34GN73A-B」と比較するとより高解像度でリフレッシュレートも若干高いが、「G-SYNC Compatible」非対応と背面のUSBポートが無いという違いがあります。

高解像度になる事で2560×1080と比較すると確かに細かな文字なども見やすくなりますが、私は鮮明な映像よりも滑らかな映像の方がレースゲームには重要だと考え購入はしませんでした。

しかしPCスペックに余裕がある方にはメリットはありますし、価格も「34GN73A-B」と同じでコスパはかなり高いので、PCスペックに自信がありより鮮明な映像でレースゲームを楽しみたいと言う方におすすめのウルトラワイドモニターですね!

Acer スーパーウルトラワイドモニター EI491CRPbmiiipx 49インチ

次に紹介するのは解像度3840×1080アスペクト比32:9のAcer製スーパーワイドウルトラモニター「EI491CRPbmiiipx」です。

スペックはHDR対応の非光沢VAパネルとなっており、リフレッシュレート144Hzに応答速度は4msと基本性能がしっかり押さえられたレースゲームにもおすすめなモニターと言えます。

「C49RG90」との違いとしては解像度は低くなっているが、その分リフレッシュレートは「EI491CRPbmiiipx」の方が高く、また3W+3Wのスピーカーが内臓されていたり、販売元と出荷元がAmazonなので並行輸入品である「C49RG90」より保証面での安心感が高いと言うメリットもあります。

圧倒的な視野角でスマートにプレイできるスーパーウルトラワイドモニター、価格重視であれば「C49RG90」、保証重視であれば「EI491CRPbmiiipx」がレースゲームではベストな選択と言えますね♪

SUMSUNG スーパーウルトラワイドモニター Odyssey G9 49インチ

最後にご紹介するのはSUNSUNG製のスーパーウルトラワイドモニターOdyssey G9「C49G95TSSC」49インチです。

スペックは解像度5120X1440の量子ドットLED採用のVAパネルに、応答速度1ms、リフレッシュレートは240Hz、「FreeSync Premium Pro」と「G-SYNC Compatible」に対応と、現在販売されているウルトラワイドモニターの中でも群を抜いて最強のスペックとなっています。

また、このモニターの最大の特徴は通常のスーパーウルトラワイドモニターの曲率が1800Rや1200Rなのに対し、Odyssey G9の曲率は唯一1000Rと大きくカーブしており、これによってレースゲームではコックピットに包まれる感じに設置出来るので没入感は圧倒的です!

但し、これ程のスペックとなると価格も20万円以上とかなり高額となりますし、さらにOdyssey G9には上位モデルの「Odyssey G9 NEO」も存在するのですがこちらは30万円とさらに高額です。

コスト度外視でとにかくレースゲーム用に最強のウルトラワイドモニターが欲しいのであれば、これ以上のモニターは現在販売されていないので、そんな方におすすめのウルトラワイドモニターですね♪

あとがき

レースゲームと相性抜群なウルトラワイドモニターの紹介はいかがだったでしょうか?

通常のワイドモニターと比較するとウルトラワイドモニターは確実に違いを感じ取る事が出来ますし、実際レースゲームでコーナーの先が見える事で運転もしやすくなったと実感しています。

また視聴距離を近づける事でウルトラワイドモニターでも十分な視野角を確保できますし、さらにスーパーウルトラワイドモニターであればトリプルモニターに近い没入感も味わえると思います。

是非自分に合ったスタイルを検討してみて下さいね♪

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