引用元:PS4リモートプレイ スクリーンショット
2016年4月6日に配信されたPS4の「システムソフトウェア バージョン3.50」によりPCによるリモートプレイ機能が追加された。
この機能はPS4の映像をインターネット回線経由でPCのモニターに映せるというものだ。そしてこの機能の追加により私が真っ先に思ったことは今密かに計画しているコックピット部屋制作のモニターにノートPCが利用できないか?だった。
これが可能であればモニター費用を抑えれるだけでなく、別の部屋でプレイできるので家族から騒音のクレームもきっと減る事だろう、これは試してみないといけない!
そこで実際にリモートプレイでプロジェクトカーズをやってどのような影響が出るか調べると同時に「コックピット部屋モニターいらない計画」が始動した!
PS4とPCのリモートプレイ接続と第一印象は?
PS4とPCの接続は非常に簡単に出来たが簡単に説明すると、まずPS4リモートプレイサイトよりwindows、Mac用のファイルをダウンロードしPCへインストールする。
そしてSony Entertainment Networkのアカウントでログインしネットワーク経由で探し、リモートプレイ接続を確立するというものだ。
ちなみに接続の際はPC側のUSB端子とプレイステーションのコントローラーを有線で接続する必要がある。
※2016年9月6日よりUSB無線アダプターが発売されました。有線接続のわずらわしさが解消され、価格も3000程と比較的安いのでリモートプレイを頻繁に利用される方は検討してみても良いでしょう。
接続設定にはビデオ品質が「低:360p」、「標準:540p」、「高:720p」の3つがあり、そのほかにフレームレートも「標準」と「高」の設定があるが今回は「高:720p」フレームレート「高」でプレイしてみた。
引用元:PS4リモートプレイ スクリーンショット
実際に接続してリモートプレイした第一印象は普通にプレイできる!と思った。遅延も多少はあるがシビアな操作を必要としないゲームであれば全く問題レベルだ。
しかし!!
肝心のレースゲームについてだが結論から言うと無理である!
特にプロジェクトカーズのようなシビアな操作が必要なゲームでは僅かな遅延が影響して一つ一つのブレーキング、アクセルワーク、ハンドリングが遅れてしまう事で思うような走りができない。
試しにCircuit de Spa-FrancorchampsをBMW M3 GT4でそれぞれのモニターを見ながら3ラップ走りタイムを計測比較してみた。
1ラップ | 2ラップ | 3ラップ | |
---|---|---|---|
テレビ | 2:35.848秒 | 2:36.678秒 | 2:35.117秒 |
ノートPC | 2:43.812秒 | 2:41.951秒 | 2:39.797秒 |
なんとも酷い結果です。
確かにモニターが小さくなり画質も落ちたことで見にくくなっているので、多少タイムは落ちるかなと思っていたが、平均1ラップ5秒以上程の差がありタイムも安定しない。
慣れればも少しタイムは縮めれそうだが2分半程で走るコースでこのタイム差は絶望的であり、とてもPS4リモートプレイでレースゲームはおすすめとは言えない。
PS4リモートプレイによる遅延を検証してみる
遅延により反応が遅れることでPS4リモートプレイはレースゲームには不向きなことが分かったが、では実際にどのくらいの遅延が発生しているのか動画を撮り検証してみた。
スロー再生するとPC側はステアリングがワンテンポ遅れて反応しているのが分かるはずだ。これではとてもベストラップは出せそうもない。
これによってコックピット部屋モニターいらない計画は破綻となり、素直にPS4用にゲーミングモニターを購入する方が良さそうだ。
しかしコックピット作成計画は振り出しに戻ったが諦めたわけではない。必ずいつの日か完成させるコックピットを今後も紹介していこうと思います!
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