Automobilista2に「Custom Force Feedback」を導入する方法

VRの出来が素晴らしいと以前紹介したAutomobilista2（以下「AMS2」と記載）ですが、VRだけでなくハンコンのFFBも少し癖はあるものの、個人的には良く再現されているレーシングシミュレーターだと思います。

そこで今回はそんな少し癖のあるAMS2に「Custom FFB」を導入し、自分好みのFFBに調整してみましたので、その設定方法の紹介とFFBの違いについてレビューしてみたいと思います!

FANATEC推奨設定の使用感

比較する際の使用環境ですが、ハンコン本体はFANATECのCSL Elite Wheel BASE V1.1にステアリングはClubSport Steering Wheel BMW GT2となります。

「Custom FFB」を導入する前はFANATEC公式フォーラムを参考に推奨設定でプレイしていましたので、今回はこの設定との比較レビューとなります。

ちなみにCSL Elite Wheel Base V1.1のFANATEC推奨設定は以下の数値となります。

AMS2側の項目はGAINが最大出力、LOW FORCE BOOSTが低速時のFFBの強化、FXがエンジンやタイヤからの振動、DAMPINGがパワステの強度、MENU SPRING STRENGTHがUI操作時のセンタリングの強さとなります。

FANATEC推奨設定でプレイした感想ですが、ゲーム側の余計な信号をカットする事でCSL Elite素の性能を引き出した設定と言った印象で、車両情報も十分感じ取れるFFBだと感じました。

但し、ブレーキング時に少しピーキーな動きを見せる場面や、低速時のFFBに若干物足りなさを感じたので、GAINだけは65から75に変更して約3カ月程プレイしていました。

Custom FFB導入とFFBの違い

対する「Custom FFB」の使用感ですが、まずは導入方法から説明したいと思います。

1) Custom FFBファイルをダウンロードします。

現在公開されている「Custom FFB」はいくつか種類がありますが、今回はその中でも評判の良いSilver Rawの「rFuktor 3.1」をAMS2フォーラムの赤枠「Direct file link」よりダウンロードします。

2）ファイル名を「ffb_custom_settings.txt」に変更します。

「ffb_custom_settings -RFuktor 3.1 -Edited for CSL Elite」というファイルがダウンロードされますので、ファイル名を「ffb_custom_settings.txt」に書き換えます。

3）ファイルをAMS2のフォルダにコピーして置き換えます。

AMS2フォルダは「Documents \ Automobilista2」にあります。元のファイルはバックアップ用として一応「ffb_custom_settings_original」などと記載しておくと良いでしょう。

4）AMS2を完全に再起動します。

5）AMS2オプションでFFB設定を変更する。

「OPTIONS->CONTROLS->FORCE FEEDBACK」に移動し「TYPE」を「Custom」に設定します。数値の黒字がフォーラムの推奨値で赤字が私が設定した数値ですので、宜しければ参考にしつつ自分好みに微調整してみて下さい。

また、この設定はフォルダから「ffb_custom_settings.txt」を削除するだけで、次回の再起動時に「デフォルト」タイプに対応するカスタムFFBファイル作成しますので、いつでも元に戻す事が可能です。

「Custom FFB」導入後の感想は全体的にマイルドなFFBでありながらAMS2側の味付けも良い感じに加わり、特に「LOW FORCE BOOST」を調整する事で低速コーナーでも程良くFFBが加わる事でコーナーリングがしやすいですし、「FX」の振動は圧倒的にFANATEC推奨設定より情報量が多いのでVRでのプレイも相まってより臨場感が増したように感じます。

車種によってFFBの感じ方も違うと思いますが、個人的には「Custom FFB」の方が安定して走れるので良いタイムが出やすいのではないかと思います。

おわりに

今回の「Custom FFB」の紹介はいかがだったでしょうか?

デフォルト設定でも仕上がりは良いのでそのままでも問題は無いかと思いますが、デフォルトの設定に物足りなさを感じている方は導入も比較的簡単に出来るので是非一度試して頂ければと思います!

また、この設定の方が良いなどアドバイスがありましたら、コメント頂けると嬉しく思います。