前回値下げのタイミングでついに購入したPlayStation VR(以下PSVR)ですが、レースゲームの為だけにPSVRの購入はおすすめしませんとお伝えしました。
しかしそれでも「PSVRでレースゲームをプレイしたい!」と考えている方も大いにいるはずです。
そこで今回はPSVRに対応したレースゲームの中で私が一番おすすめだと感じた「DiRT Rally-VR Update Edition」の紹介と、プレイした感想をその他のVRレースゲームと比較しながらレビューしていきたいと思います♪
DiRT Rally-VR Update Editionとは?
今回紹介する「DiRT Rally-VR Update Edition」ですが、こちらはダートラリーをVR対応にするためのDLC「DiRT Rally PLAYSTATION VR UPGRADE DLC ADD-ON」がセットになったソフトとなっています。
ダートラリーは日本では未発売のソフトのため、DLCを購入するには海外アカウントを取得し、さらにそのアカウントにチャージしなければならない。(ソフトが北米版であれば北米アカウント、欧州版であれば欧州アカウントが必要)
私はソフトもDLCも北米アカウントを取得し購入しましたが、手続きが面倒だと言う方は「DiRT Rally-VR Update Edition」を購入するのも良いでしょう。
ちなみに北米アカウントの取得とチャージ方法は以前記事にもしているので、興味がある方はこちらも参考にしてみて下さい。
ダートラリーVRモードの始め方ですが、トップ画面の「PLAYSTATION VR」を選択し「ENABLE VR MODE」を実行することでVRモードに切り替わります。
ゲーム内での見え方ですがメニューやリプレイはシネマティックモードでの表示となり、実際に走行するところからVRモードに切り替わる仕様となっています。個人的にはダートラリーのリプレイは好きなのでリプレイもVR対応だと面白いかと思いましたがそこは残念ですね。
またVRモードの内容ですが、グランツーリスモSPORTの場合「VRツアー」というモードのみがVR対応となっていましたが、ダートラリーの場合は「ラリーコース」「ラリークロス」「ヒルクライム」全てのゲームモードがPSVRでも対応となっている。
さらにダートラリーはVR対応の独立したモードではなく、今までのモードがVRに対応した事でセーブデータをそのまま引き継ぐ事ができるので、まだキャリアモードをクリアしていない方はせっかく進めたセーブデータをムダにすること無く、続きから楽しむ事が出来ますし、ゲームのボリュームも充実しているので長く楽しめそうですね♪
ラリーコースとVRの相性は良いか?
PSVRに対応したレースゲームはダートラリー以外にも、グランツーリスもSPORTやドライブクラブVRなどがありますが、この3作をプレイしてみて一番VRの恩恵を感じたのはダートラリーです。
その一番の理由はダートコース特有のタイトなコーナーにも、VRであればのコースの先へ目線を移せるので対応がしやすいからです。
引用元:ダートラリーVR/PS4スクリーンショット
また以前ダートラリーのレビューをした際に、VRでプレイする事で「走りやすくなった」とコメントを頂いた事があるのですが、これ本当です!
その方は「映像に奥行きができてコーナーの形状が立体的にイメージできるようになったからだと思います。」と言われていましたが、まさに私もそう思います。
さらにVRになった事でスピード感が出て、コーナーへの適切な進入スピードも分かりやすくなったのかなとも思いました。
もちろんこの恩恵はグランツーリスもSPORTやドライブクラブVRにも言えることですが、今までキャリアモードでなかなか1位になれなかったダートラリーが、VRではすんなり1位を取れるようになった事が何よりの証拠だと思います!
PSVRによる画質劣化と酔いの影響は?
画質についてですがダートラリーVRはPS4Pro向けに最適化が行われており、通常のPS4より高画質化が図られてはいるようだが、それでも見比べると砂利や岩の質感、メーターの計器類などPSVRでは全体的にボヤケた感じがあり正直画質の劣化は否めない。
【PSVR】
引用元:ダートラリーVR/PS4スクリーンショット
【PS4PRO】
引用元:ダートラリー/PS4スクリーンショット
しかしコースが確認できない程では無いですし、実際のところ運転中にメーターを見れる程ダートコースは暇ではなく、それよりもダートコース特有のいつ刺さるか分からない緊張感は画質の劣化を補って余りある程、VRレースゲームとしての面白さを引き出していると思います!
そもそもレースゲーム自体PS4の性能を最大限に引き出した映像で最適化されているため、今回のように後からVR対応しようとするとFPSを確保のために画質の劣化は仕方が無いでしょう。
またVRの宿命である酔いについてですが、私は意外とVR酔いしにくい体質なのかあまり気にならないのですが(それでも1時間に一回は休憩します)、コースの起伏が激しい分グランツーリスモSPORTやドライブクラブVRより酔いやすいと言う意見も良く目にしますね。
VR酔いについては前回いくつか対処法を試してみましたが、一番有効な方法は「気分が悪くなったら休憩する」これが基本だと思います!
おわりに
今回のPSVRに対応した「DiRT Rally-VR Update Edition」の紹介はいかがだったでしょうか?
現状PSVRレースゲームの中で一番ボリュームがあり、面白さはもちろん、長く遊べる作品だなと思ったのが私の感想です。
さらに既にダートラリーをお持ちの方であれば、$12.99(約1400円)程のDLC代のみで楽しめるため、VRレースゲームを手軽に試すにもちょうど良い作品でもあると思います!
また購入の注意点として「DiRT Rally – VR Update Edition」には欧州版、北米版があり、DLCコードはそれぞれのアカウントでのみ有効となるようです。北米アカウントでは欧州版のコードが通らないというレビューもありましたのでご購入の際にはご注意下さいね。
コメント
お疲れ様です。
んー、やっぱりというかなんと言うか・・・VRのレビューは読んでもイマイチ実感が湧きません(^^; 解像度の劣化は僕としては思ったほどでもないようです。仰る通りメーターなんて読んでる暇ないですし、レブ警告灯さえ見えれば問題ないですよね。
それに対応タイトルも少ないしやはりDRのためだけに買うのは厳しそうです。特にこの時期は蒸れそうですし。
コメントありがとございます!
VRのレビュー確かに伝え方が難しいですね、もっと良い表現がありそうですが私の文章能力ではこの辺が限界かもしれません^_^;
あと蒸れもVRの問題点の一つですね。個人的に今後のVRに期待する事は、高解像度化、ケーブルの簡略化、蒸れへの対策、酔いへの対策と言ったところですかね。